研究内容
中枢疾患医療の未来を拓く中枢関門創薬学の創成 詳細へ
中枢関門の細胞自体を治療薬・診断薬の標的と捉え、創薬を行うことで、脳移行性の課題を解決し(中枢関門の通過を必要としない創薬)、中枢疾患の新たな創薬フィールドを開拓します。中枢内の病気の重要な原因のひとつである関門の異常を治療・診断することによって中枢疾患を治療・診断できる、というこれまでにない新しい創薬戦略を確立したいと考えています。以下の4つの構想を具現化していき、新学問「中枢関門創薬学」を創成することを目標に、日々、研究に取り組んでいます。
Claudin-5に着目した研究 詳細へ
血液脳関門を構成する脳内微小血管内皮細胞に存在する密着結合と、その密着結合を構成するclaudin-5(CLDN-5)というタンパク質にも着目して研究を行っています。CLDN-5の「機能」・「発現」の異常を元に戻す「中枢血管の治療」によって、中枢神経系疾患の治療ができるのではないか?を中心テーマに、
- 疾患を引き起こすCLDN-5の中和による「機能」の正常化
- 疾患時にCLDN-5の発現を低下させるように発現上昇する遺伝子の阻害によるCLDN-5の「発現量」の正常化
を行っています。
ヒトの生体内で病気の組織における分子機構を解明するためには、どのようなアプローチが必要か? 詳細へ
新たな中枢関門(血液クモ膜関門)の役割を解明! 詳細へ
既存の薬剤学の枠を超えた研究を目指して 詳細へ
ヒトの脳への薬物移行性を定量的に正確に予測する手法の開発 詳細へ
研究室機器の紹介
豊富な装置類による最先端の研究
最新鋭の装置を多数専有
あらゆる理化学実験を自研究室で完結
プロテオミクスの実践に特化した装置類を完備
ACCESS
〒734-0037 広島県広島市南区霞1丁目2−3
薬学研究棟4F 分子システム薬剤学
TEL: 082-257-5316